約1年ぶりとなる新型4Kブラビア4機種(有機ELモデル1種類、液晶モデル3種類)が発表になりました。画質・音質の進化と共に、「Android TV」としての要素が強く押し出されたモデルとなっています。
新型4Kブラビア 4シリーズ14機種が6月9日より発売
⇒ 4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」を搭載した有機ELテレビ『A8F』、液晶テレビ『X9000F』など4Kブラビア全14機種発売
ソニーストア販売価格:349,880 円+税 ~
サイズ:65V型、55V型
ソニーストア販売価格:189,880 円+税 ~
サイズ:65V型、55V型、49V型
ソニーストア販売価格:139,880 円+税 ~
サイズ:85V型、75V型、65V型、55V型、49V型、43V型
カラー:ブラック、ウォームシルバー
ソニーストア販売価格:119,880 円+税 ~
サイズ:55V型、49V型、43V型
4K有機ELモデルの特徴・比較
既に発売中の4K有機液晶モデルA1シリーズと比較すると、A8シリーズはA1シリーズの廉価版というわけではなく、A1シリーズとは活用するシーンが異なるものです。
A8シリーズはA1シリーズには無かったスタンドが採用されているため、設置の際に必用な奥行きが少なくて済みます。それ以外の機能面や性能面に関して、高画質・高音質性能はA1シリーズと同様のものが搭載されています。
唯一機能面で違うとすれば、「スカパープレミアムサービス」のチューナーが非搭載になったこと。しかし、この機能に関してもスカパープレミアムサービス側で4K対応チューナーのレンタルが開始になったことに由来してそうです。
77V型こそA8シリーズにはありませんが、価格面でA1シリーズよりも若干安く、設置に関してもスタンドがあるためA1シリーズ以上に幅広いユーザーにオススメできます。
4K液晶モデルの特徴・比較
機能面では上記の表を見てもらうとわかるように、同時期に発表された液晶モデルはシリーズの数字が大きいほど高性能となっています。
液晶モデルの比較においては「X-Motion Clarity」を搭載しているX9000Fシリーズが性能面で他の2シリーズを大きく凌駕しています。液晶の弱点でもある残像感をバックライト制御により、明るさを損なわずに「くっきり」とした映像が楽しめます。
X8500Fシリーズもバックライトのオン/オフ技術の「モーションフローXR240」や「倍速駆動パネル」により従来の液晶モデルよりも残像感が抑えられ、なめらかな映像が楽しめます。
また、最大サイズ85V型(ソニーストア販売価格:799,880 円+税)というモデルもあるため、イベントスペースやサイネージ(看板)としてもコストパフォーマンスが良いシリーズです。
X7500Fシリーズは4Kモデルとしてはかなり手頃な価格のモデルとなっています。他のシリーズと比べると性能面では劣るのは確かですが、地デジ等の2K映像を4K画質へとアップコンバートする超解像エンジンなどは同様に搭載しており、「ひとまず4K」「Android搭載TVがほしい」と考えているのであれば”十分あり”でしょう。
2018年夏モデルの4Kブラビアからリモコンが一新
今回発表されたモデルは、リモコンが一新され「hulu」「NETFLIX」「U-NEXT」「AbemaTV」「YouTube」「アプリ」といったボタンがリモコンの上部に搭載しています。
その分地デジ・BS/CSといったボタンが小さくなっており、テレビ機能よりもネットワーク機能やAndroid機能に力を入れたモデルといえるでしょう。
Android TVならでは今後のアップデートで機能拡張
Android搭載TVということで、2018年内に、Android OS 8.0へのアップデートが予定されています。各シリーズのリモコンは、「アプリ」ボタンなど、Android OS 8.0のユーザーインターフェースを視野に入れた機能を搭載しています。