据え置き型でハイレゾ音源の再生が可能なワイヤレススピーカー「SRS-ZR7」が6月11日発売になります。
ARC対応のHDMI端子をワイヤレススピーカーとしては初めて搭載し、ARC対応のTVの音声を出力することができます。
ハイレゾ音源・音楽配信サービス・HDMI搭載でTV接続にも対応
⇒ ハイレゾ音源や音楽配信サービスに対応した、据え置き型 高音質ワイヤレススピーカーを発売
~HDMI端子も搭載、テレビにつながるホームオーディオの新しいスタイルを提案~
新しく発表されたワイヤレススピーカー「SRS-ZR7」が発表されました。
先日発売になったh.ear go(SRS-HG1)と同じく、ハイレゾ音源に対応しています。
あちらは色々な場所に持ち運んで使うタイプですが、
SRS-ZR7は屋内で使う据え置き型のワイヤレススピーカーとなっています。
本体のサイズ、幅:約300mm × 高さ:約93mm × 奥行:86mm
重量1.8kgでは、カバンに入れて持ち歩くのには適していませんね。
カラー:ブラック、ホワイト
ソニーストア販売価格: 39,880 円+税
発売日:2016年6月11日
実用最大出力92W。高音質&ハイパワーを実現するマルチアンプ構造
据え置き型のワイヤレススピーカーというと「SRS-X99」と比較してみると、
SRS-X99の総合出力は154W (25Wx2+25Wx2+25Wx2+2Wx2)
SRS-ZR7は総合出力92W (23Wx2+23Wx2)
SRS-X99の方が一回り以上大きく、重い(約4,700g)ということで
音質に関してはSRS-X99に軍配はあがりそうです。(価格もSRS-X99は71,880 円+税)
とはいえ、SRS-ZR7の音が貧弱というわけではなく、
1BOXに収められた本体には、
- 45mm口径サテライトスピーカー×2
- サブウーファー×2
- 背面に「パッシブラジエーター」
を配置しています。
サブウファーは2chに分離してあるため、より広がりのある音がでます。
サブウーファーとサテライトスピーカーそれぞれにデジタルアンプが配置され、
それぞれのユニットが特性をあますところなく発揮できています。
ワイヤレススピーカー初となるARC対応のHDMI端子搭載
「SRS-ZR7」はワイヤレススピーカーとしては初となる
ARC対応のHDMI端子を背面に搭載しています。
ARCとは“オーディオリターンチャンネル”の略で、
ARC に対応している機器同士であれば、HDMI ケーブル 1 本でつなぐだけで、
双方のデジタル音声を楽しむことができます
⇒ ARC とは? – Q&A – ソニー
「音声入力」の端子に繋いだ時に、音声の出力も可能ということですね。
これにより、ARC対応のHDMI端子を持つTVに繋げば、
TVの音声をSRS-ZR7から出力することができます。
さらに迫力のある音で楽しみたい場合などにいいですね。
長いHDMIケーブルを接続すれば手元スピーカーとしても使えますが、
10m以上のHDMIケーブルは信号が不安定になることや、価格の面からもあまりオススメはできません。
普段はワイヤレススピーカーとして使い、
TVの映画や音楽をより迫力のある音で楽しみたいときには
SRS-RZ7を繋いで使うという使い方ができます。
お使いのTVがARC対応かどうかは、HDMI端子のそばにARCの表記が有る無しで確認できるほか
下記のリンク先からも確認できます。
SONY
パナソニック
⇒ パナソニック ARC対応テレビ(パナソニックのWEBサイトに移動します)
SHARP
⇒ SHARP ARC対応テレビ(SHARPのWEBサイトに移動します)
その他のメーカーについては、価格.comにARC対応かどうかの検索条件が選べるので
そちらから調べてみるのも方法です。
⇒ ARC対応の液晶テレビ 製品一覧|価格.com(価格.comのページに移動します)
ワイヤレススピーカーとしての機能も充実
SRS-ZR7は2.4GHz帯のWi-Fi規格「IEEE802.11b/g」に加え、
データの伝送量が多い5GHz帯の規格「IEEE 802.11a/n」にも新たに対応。
情報量の多いハイレゾ音源でも、プツプツと切れにくい
安定した品質でワイヤレス再生が可能となります。
LDAC対応でBluetooth接続でも高音質な音
ワイヤレススピーカーといえば、Bluetoothでの接続が一般的ですが
SRS-ZR7はSONY独自のハイレゾ対応オーディオ伝送技術「LDAC」に対応
LDACに対応した製品と繋ぐことで、より高音質で聞くことができます。
Bluetoothで接続する際にも「NFC」に対応した製品であれば
特別な設定をせずにタッチするだけで接続が可能です。
もちろん、NFCに対応していない商品でもBluetoohでの接続は可能です。
アプリ「SongPal Link」を使えばWi-Fi接続がもっと便利に
「SongPal」とは、スマートフォンやタブレットから、
「SongPal」対応のワイヤレススピーカーを操作するためのアプリです。
「SongPal」を使えば、サウンドの設定、USB端子に接続した機器や
ホームネットワーク上の機器の音楽再生操作、設定、SRS-ZR7のネットワーク接続も可能です。
「SongPal」アプリを操作することで、各部屋で同じ音楽を再生したり、
異なる音楽を再生したり、異なる音源の音楽を再生したりできます。
<シングルモード> 異なる音源の音楽を再生
PCの中やスマホの中に保存してある音楽、インターネットラジオの音楽など
異なる音源の音楽をそれぞれのコンポ・ワイヤレススピーカーで再生できます。
<シングルモード> 異なる音楽を再生
1台のPCの中に保存されている音楽を
コンポ・ワイヤレススピーカーそれぞれで異なる音楽を再生できます。
<グループモード> 同じ音楽を再生
1台のPCに保存されている同じ音楽を
違う部屋にあるコンポ・ワイヤレススピーカーで同時に再生
また、「Song Pal」を使えばSRS-ZR7をWi-Fiに接続するのも簡単に行えます。
音楽配信サービスに「Google Play Music」「AWA」に対応
SRS-ZR-7はGoogle Play MusicやAWAなどの各種音楽配信サービスや、
インターネットラジオを楽しめるGoogle Cast(TM)に対応。
スマホの中やPCの中にない音楽でも、Google Play Music上にある曲であれば
スマホを介さないで再生されるので、パケット代の節約にもなります。
ただし、Air Playに対応していないのは残念。
Air PlayとGoogle Cast両方に対応したワイヤレススピーカーは
まだ、SRS-X99、SRS-X88、SRS-X77だけですね
2台のSRS-ZX7を使えばサラウンドスピーカーやステレオスピーカーに早変わり
2台のSRS-RZ7が必要になりますが、ホームシアターと組み合わせることで
ワイヤレススピーカーがサラウンドスピーカーになります。
より一層、臨場感のある音を楽しめます。
また、ワイヤレススピーカーを2台接続することで、
それぞれのワイヤレススピーカーがLchとRchに早変わり。
より広がりのあるステレオサウンドを楽しめます。
ARC対応のHDMI端子搭載という事で、ワイヤレススピーカーとしてだけでなく
TVに接続してより高音質で楽しむことができるのは面白いですね。
性能的にはSRS-X88の後継機に近い感じでしょうか?
発売は2016年6月11日、ソニーストアでは予約販売が開始しています。