VAIO Fit 15Eのホワイトモデルが選べるようになったのと同じくして、10月17日に一般発売も開始となった「Office Premium」がVAIO社製VAIOを購入する時に選択できるようになっています。以前から選べた「Office 2013」とどっちがお得なのか調べてみました。
購入した本体でなら最新版とOffice 365(1年無料)がついてくる「Office Premium」
VAIO購入時に今まであった「Office 2013」とは別に「Office Premium」が選択できるようになっています。
- Office Professional Premiumプラス Office 365 サービス (+48,000円)
- Office Home and Business Premium プラス Office 365 サービス (+23,000円)
- Office Personal Premium プラス Office 365 サービス (+18,000円)
- Office Professional 2013 (+48,000円)
- Office Home and Business 2013 (+23,000円)
- Office Personal 2013 (+18,000円)
価格はPremium、2013のモデル共に
Prosessionalモデルが+48,000円、Businessモデルが+23,000円、Personalモデルが+18,000円
ちなみに、Professional、Business、Personalの違いは以下の表のとおり
Word | Excel | Outlook | Powerpoint | OneNote | Publisher | Access | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Professional | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Home and Business | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
Personal | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × |
価格が同じなら、使えるアプリケーションも同じ。
Office Premiumはいったい何が違うのか?
従来のOfficeと異なる点としては以下の3つ
-
Surface Pro 3やメーカー製PCを買った時に既にインストールされている“プレインストール”のみでの提供
-
プレインストールされたPCで使い続ける限り常に最新版へのアップデートが可能
- 容量1TBのクラウドストレージ「OneDrive」、Office Mobileとの連携によるマルチデバイス対応(iPhone/Android用、Office for iPadも年内提供予定)、Skype月間60分無料通話(公衆回線向け)、無償テクニカルサポートがついてくる
1つづつ内容を確認して行くと
⇒ Office ではじまる、自由な毎日。 – Microsoft Office
まず、
Surface Pro 3やメーカー製PCを買った時に既にインストールされている“プレインストール”のみでの提供
「Office Premium」は旧来の製品のようにCDやDVDでの提供されることはなく、
Office 2013のように「プロダクトキー」を購入してのインストールもありません。
使用時にはMicrosoft アカウントの作成(すでに持っていればOK)と登録が必要になります。
再インストールの際には必ず必要になってくるので必ず登録するようにしておきましょう。
⇒ Office Premium の再インストールはどのように行いますか?|FAQ よく寄せられる質問 – Office Premium
OEM版としての販売は行われない、パーツ単位で購入してパソコンを自分で作る人は使う事ができません。
Surface Pro 3やメーカー製PCを買った人に対しての特別なOfficeということですね。
プレインストールされたPCで使い続ける限り常に最新版へのアップデートが可能
例えば2014年にVAIOを購入したさいに「Office Premium」も一緒に購入している場合
購入後3年目に新しいバージョンの「Office 2017(仮)」が発売されたとすると、
購入したVAIOであれば「Office 2017(仮)」へのバージョンアップが可能です。
最新版のOfficeが発売されたら、これまでは買い直す必要がありましたが、
「Office Premium」ではプリインストールされたメーカー製のPCであれば
常に最新の「Office」を使う事が出来ます。
ソフトを買い直していたことを考えると、非常にお得な感じがしますね!
ですが、注意点もあります
1.他のPCでは使えない
「Office Premium」はプリインストールされたPCでしか使うことはできません。
例えば何らかのトラブルでPCが壊れてしまい起動できなくなった場合、
旧来のように他のPCにアプリケーションをインストールし、ライセンス認証を行って使用することができません。
また、新しいPCへ「Office Premium」を引っ越すことはできません。
あくまで、プリインストールされたPCでのみ使う事が出来るという点。
※後述の「Office Mobile」はiOS/Androidのスマートフォンでの使用も可能です。
2.自動でバージョンアップが行われてしまう
Office 2007が発売された際にOffice 2003から大きく仕様が変わってしまい
マクロなどを設定してあるエクセルのファイルが使えなくなった、
標準のエクセルの拡張子が.xlsxになった(.xlsも使うことはできます)などで、
かなり混乱された人も多いかと思います。
ところが、常に最新版が提供されることと、それがすごく便利かというのはまた別の話
操作が変わることもあれば、機能としてなくなる部分もあるかもしれないし、
過去に作ったファイルは扱えなくなるかもしれない。そういう可能性もあります。
容量1TBのクラウドストレージ「OneDrive」、Office Mobileとの連携によるマルチデバイス対応(iPhone/Android用、Office for iPadも年内提供予定)、Skype月間60分無料通話(公衆回線向け)、無償テクニカルサポートがついてくる
ここの内容については、おまけ程度に思って貰えればいいのかもしれませんが
通常ユーザー登録することで15GBの容量がが無料で使える
「One Drive」が約667倍の1TB(=10,000GB)使えるようになります。
モバイルPCなどで容量が小さいPCの場合「One Drive」を使用すれば容量の問題が解決しますね。
また、スマートフォンでファイルの閲覧・編集が可能な「Office Mobile」が使用可能になります。
現在のところ、Androidのタブレットには対応しておらず、iPadについては日本では年内の対応が予定されています。
ただし、iPad で使用する場合は2台までという制限が付きます。
ユーザー同士なら無料で会話が出来る「Skype」から
固定電話や国際電話などへの通話を毎月60分間無料で使う事が出来ます。
月を超えれば再度60分間通話することが出来るので、通話料の負担を減らすことが出来ますね。
使い方や運用方法を教えてくれる「Officeテクニカルサポート」が付属するので
操作が分からない場合や、もっと高度な使い方を知りたい場合に便利ですね。
ただし、1年以上継続してMicrosoftアカウントへのサインインを行わない場合、
アカウントが削除される可能性があるとので注意が必要です。
使わないと削除されてしまうので、セットアップ後に両親やPCに詳しくない人に渡す場合は注意が必要ですね。
結局買うならどっちがお得?
PCの買い替えの間隔が延びてきていることや、
「Office Mobile」のサービス、1TBの「One Drive」が1年という期間限定ではあるものの、
「Office Premium」のほうが現状だとお得ですね。
ただし、お仕事で使っている人は上記でも書いたように「自動でバージョンアップが行われる」という点には注意が必要かもしれません。
特にExcelは単純な表計算だけであれば問題がおきにくいと思いますが、マクロや関数が多数使用されている場合等は最新バージョンのソフトで正常に動かないということも考えられますので。
そういう場合は「ffice 2013」を選ぶといいですね。 というわけで「Office Premium」についてでした。
⇒ 「VAIO Fit 15E」+「Office Personal Premium」で 92,800円+税~
⇒ ストレージがSSDモデルの「VAIO Pro 11/13」でも「One Drive 1TB」で容量を気にせず使えます
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