性能を見ればこの価格でも安いって本当ですか?!
⇒ ソニーの技術とノウハウを結集し高音質を追求したSignature Series(シグネチャーシリーズ)から
デジタルミュージックプレーヤー『DMP-Z1』を発売
5つのバッテリーセルとアルミ材削りだし筐体、高品質のヘッドホンアンプなど「良い音」を追求したデジタルミュージックプレイヤー「DMP-Z1」が発表されました。本体の性能の高さと同時にその価格にも注目されています。
ソニーストア販売価格:855,000 円+税
発売日:2018年12月8日発売(予約受付中)
※ ソニーストア販売価格は85万5千円+税(メーカ小売希望価格は95万円+税)
8万5千5百円+税との見間違えにご注意下さい。
【付属品】
本体には以下が付属しています。
- キャリングケース×1
- ACアダプター×1
- 電源コード×1
- USBケーブル(USB-A – USB-C)×1
- クリーニングクロス×1
本体内蔵のストレージは256GB、ハイレゾ音源は多くの容量を必要とするため、SDカード(SDXCに対応)での容量追加も可能です。付属のUSBケーブルでPCと接続して本体に音楽を取り込むほか、USB-DACとしての利用やUSB DACアンプ等とデジタル接続が可能です。
オーディオ愛好家には邪道と言われそうですが、Bluetoothでの接続にも対応しており、ワイヤレスヘッドホンやワイヤレススピーカーと接続が可能です。NFCに対応した機器であればワンタッチで接続/切断も可能です。
ぱっと見のだけでは、商品価格に目が行ってしまい「高すぎる」という意見が出てしまいますが、オーディオ愛好家には「この性能ならこの価格でも安いくらい」なんだとか。マジですか。
「マイ電柱」は不要! バッテリーによるDC駆動
オーディオ愛好家が「DMP-Z1」を「決して高くはない」と言われる理由が「マイ電柱」の存在
オーディオ愛好家の間でまことしやかに噂されるのが、『家庭用AC電源ではオーディオにノイズが入る』というもので、究極のオーディオマニアともなると『マイ電柱』を立てて、自分専用のトランス(柱上変圧器)を用意するのだそうです。
そんなAC電源のノイズ問題を解決するため、「DMP-Z1」は本体に5つのバッテリーセルを内蔵、
家庭用AC電源では動かさず、バッテリーによるクリーンなDC電源で駆動します。
マイ電柱を立ててる、専用のトランスを設置する、配電盤も変える、電線も引き直す、
その他様々なノイズや振動への対策をデジタルミュージックプレーヤー DMP-Z1であれば考える必要がないため、オーディオ愛好家にとっては、この価格でもけっして高いものではないそうです。
うーん、カメラ以上にオーディオの世界は奥が深い。
音質向上のため高品質な部品や素材を使用
”ピュアオーディオ”という言葉があるように、「DMP-Z1」はノイズや振動など理想の音にとっての”不純物”となるものを最大限に排除するため、ひとつひとつのパーツが厳選されています。
ソニー専用カスタム品のロータリーボリュームを採用
アナログ音声信号がダイレクトに通過し、音質に直接影響する最重要パーツであるロータリーボリュームには、重厚な真鍮と低歪抵抗体ならではの高音質が特長のアルプス電気製 RK501(4連)を、ソニー専用カスタム品として採用。ケースに銅メッキと金メッキを施すことで高音質化を図っています。デリケートな音楽信号の流れを忠実に伝え、透明感や艶のあるボーカル、低域の重厚感を再現します。
高音質ヘッドホンアンプを採用
高品位なアナログアンプIC、TexasInstruments社製 「TPA6120A2」が使用されています。
低歪み率(全高調波歪 -112.5dB)、高S/N(SN比128dB)による繊細な表現力に加え、バランス標準ジャック:最大1500mW / ステレオミニジャック:最大570mW(各16Ω負荷)の高出力がパワフルなドライブ力を実現します。
KIMBER KABLE(R)社との協力により開発したBraid構造ケーブルを使用
バランス、アンバランス両方のアンプ基板からヘッドホン出力端子への線材に、KIMBER KABLE(R)社との協力によって開発された4芯Braid(編み)構造のケーブル(MUC-B20SB1と同仕様)を使用しています。
外部ノイズを遮断し、ワイヤー間の相互作用に伴うオーディオ信号の劣化を最小限に抑制します。ノイズのレベルを下げるとともにケーブルの持つ電気的特性を最適化することで、高品位なオーディオ信号の伝達を実現しています。
各基板間の線材に無酸素銅シールドケーブルを採用
デジタル基板からボリューム、ボリュームからアナログ基板への線材に無酸素銅シールドケーブルを採用。抵抗値の低い無酸素銅シールドケーブルをL/R独立して採用することにより、外部からのノイズを防ぎロスの無い信号伝達を実現し、チャンネルセパレーションを向上させています。
などなど、これらの他にも専用の部品や特別な素材を使用して「良い音」を出すための工夫が凝らされています。
しかし、このレベルになると”凄いのはわかるけれども、どう凄いのかがワカラナイ”というのは正直なところ。
ただ、徹底して「ノイズの排除」に心血を注いでいるというのが読み取れました。
新開発「H型アルミシャーシ」による高剛性フレーム構造
「DMP-Z1」はフレームを一体化させた新開発「H型アルミシャーシ」が使用されています。アルミブロックから押し出したH型のアルミ材を切削加工し、高い剛性と軽量化を両立させた高剛性フレーム構造となっています。
高い剛性は振動による音質への影響も極力排除しています。
また、H型の構造でアナログ基板とデジタル基板をシャーシの上下面で物理的に分離しています。
物理的にデジタル基板とアナログ基板を分離することでノイズの影響を受けにくくしています。
シャーシとそれぞれの基板との間には金メッキを施した無酸素銅プレート(純度99.96%以上)を使用しており、抵抗値を大幅に低減しデジタル部のグラウンド安定性を高めるとともに、金メッキにより接触抵抗低減と酸化防止を図っています。
DSD 11.2MHz、PCM 384kHz/32bit のハイレゾ音源の再生に対応
本体にはステレオミニジャックとバランス接続が可能なφ4.4mmのヘッドホンジャック(5極)を搭載。
バランス出力では左右の音を完全に分離し、グラウンドを介さずに音の信号を出力可能です。
内蔵メモリーやSDカード、USB端子に接続したPCからの音楽再生に対して最大で DSD 11.2MHz(ネイティブ再生)、PCM 384kHz/32bit のハイレゾ音源に対応しています。
対応するコーデックは、DSD、FLAC、WAVEはもちろん、APEやMQAにも対応しています。
据え置きクラスの性能をポータブル可能
据え置きクラスの良い音が楽しめる「デジタルミュージックプレーヤー DMP-Z1」は、クリーンな電源供給を行うためにバッテリー内蔵なので、屋内外問わず持ち運びが可能です。
持ち歩くための専用のキャリングケースも付属しています。
外出先や旅行先で極上の音楽を楽しむ。ああ、なんという至福!
ただし、本体重量が約2.5Kgもあるので、頻繁に持ち歩くならそれなりの筋力や体力、もしくは執事のような人が必要になるでしょう。