緊急時に活躍する手回しラジオに新商品が登場!どちらも普段から使える機能を搭載。
ソフトライトモデルの「ICF-B09」とソーラーパネルモデルの「ICF-B99」の違いを比較してみました。
ソフトライト付きの「ICF-B09」とソーラーパネルの「ICF-B99」
新発売になった手回し充電機能のついたラジオは機能の違いで2種類が発売になります。
「ICF-B09」は本体の上部にLEDのソフトライトが搭載されています。
前面についているLEDのスポットライトとは異なり、周囲を広く明るくすることが出来ます。
「ICF-B99」は同じ上部にソーラーパネルが搭載されています。
太陽光での充電もできるほか、USBケーブルを使用してコンセントから内蔵バッテリーに蓄電することも可能です。
カラー:オレンジ、ホワイト
ソニーストア販売価格: 8,250 円+税
発売日:2015年11月7日発売予定
ソニーストア販売価格:9,250 円+税
発売日:2015年11月7日発売予定
使い方としては、ICF-B09のほうがどちらかといえば非常用に近く、ICF-B99は内蔵バッテリーなど普段から使うのに向いているかもしれません。
それぞれの特徴を見てましょう
「ICF-B09」の特徴はソフトライト付き
ICF-09は従来の手回しラジオを使った事のある人なら、
あまり変化がないように思えるかもしれません。
乾電池でラジオが動き、ライトが付く機能に関しては特に変更はありません。
携帯電話への充電に関してはUSB端子を使用するため、変換アダプターが必要になります。
旧来の製品と比べて特に変更点があるように見えませんでしたが、
機能としては「ワイドFM(FM補完放送)」に対応したのが特徴です。
ワイドFM(FM補完放送)は、AMラジオの番組をFM放送の周波数で聴けるので、街中でビルやマンションの影響でAM放送が入りづらい場所でもクリアな音質でAMラジオ番組を楽しめます。
緊急時のラジオ放送はAM放送が中心なので、AMが入りづらい場所でも正確な情報を聞く事が出来ます。
もちろん手回し充電の機能はそのまま健在。
他のメーカーの手回し充電機能のある製品も触ってみたのですが、ハンドル部分が短く回しにくかったり長時間回すのに向いていないなど欠点がいろいろ見つかりました。
使いやすさに関して、収納時にコンパクトになるのでは
ソニーの手回し充電のできる、このシリーズが一番いいですね。
ただ、残念なことは生活防水のマークが「ICF-B09」には見当たらないこと。
旧製品のICF-B08では、JIS IPX4相当の防滴仕様だったのですが、今回は防滴仕様ではない様子。
デザインが大きく変わったわけでもないので、防滴の基準があがったのか
内部の部品が変わったためではないでしょうか。
ソーラーパネルでの充電も可能な「ICF-B99」
カラーが黒1色の「ICF-B99」はソーラーパネルを搭載しているのが一番の特徴。
また、ソーラー発電の電力を蓄えるためにバッテリーも内蔵しています。
バッテリーはソーラー発電以外にコンセントからも充電することが可能です。
その場合は、別売りとなるACアダプターが必要になります。
そのため、普段は乾電池・内蔵バッテリー、緊急時はソーラー発電、手回しと状況で使い分けることができます。
基本的な性能に関しては「ICF-B09」とほぼ同じ。
手回し充電の機能についても、こちらのほうが充電能力が低いという事もありません。
本体の使い勝手も特に違いはなく、ボタンも大きく作られているので誤操作も少なそうです。
バッテリーを内蔵しているので、災害時に使う以外でもバッテリーに充電をして使用すれば、乾電池を必要としないので普段使いに向いてますね。
ただ、普段使いしやすいようにということで本体のカラーリングが黒色で目立ちにくいのでしょうが、
停電した際に暗闇の中で見つけにくいという点は欠点かもしれません。
災害時に灯り(ランタンor懐中電灯)を備えておくのは必須ですが、電池が切れていたり、使い方が分からなかったりすると大変!
手回し充電やソーラー発電のできるモデルであれば電池の心配がなく、普段からラジオとしても使えるので、いざというときでも安心。
台風シーズンはそろそろ終わりそうですが、地震などにも備えて1つは用意しておきたいとこです。