手軽に使える機能を追加したPCMレコーダー
⇒ 初心者でも手軽に本格的な音楽録音ができる、ハイレゾ対応リニアPCMレコーダー発売
ハイレゾ品質での録音が可能なPCMレコーダー「PCM-A10」が発表されました。従来機と似た形状ですが、小型軽量化、ワイヤレス再生などの機能を追加。また音楽録音がはじめての方でも使いやすい「リハーサル機能」を搭載しています。
ソニーストア販売価格:19,880 円+税
発売日:2018年10月6日発売予定
見た目はほとんど変わっていないけど、中身は進化
従来機のICD-SX2000と比べてみると、外観に関しては大きな変更は見られませんが(ボタン類の形状が変わった程度)ですが、本体は小さくなり、重量も軽くなっています。
【従来機】ICD-SX2000
サイズ:約44.0mm×120.0mm×14.5mm
重量:約98g
↓
【新製品】PCM-A10
本体サイズ:約39.2×109.5×16.0mm
重量:約82g
オーディオ関係の製品だと、「小さくなる」「軽くなる」というのはメリットの反面「機能の削減」「品質の低下」ということもあるようですが、「PCM-A10」においては「可動式マイク機能」などはそのままに、可動部分や基盤を小型化することで軽量化、小型化しました。
Bluetoothでの遠隔操作と新たにワイヤレス再生機能追加
従来機と同じく、PCM-A10もBluetooth接続によりスマホアプリから録音の遠隔操作が可能。
録音開始、一時停止、停止などの基本操作に加えて、新機能のリハーサル機能の開始や録音モードの設定、録音情報や録音レベルの確認や調整等もできます。
⇒ [Android版] REC Remoteのダウンロードはこちら
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さらに、PCM-A10では、Bluetoothによるワイヤレス接続でワイヤレススピーカーやワイヤレスヘッドホンでの音声の再生が可能になり、レコーダー機能だけでなく、音楽プレイヤーとしても活躍できるようになりました。
初心者に嬉しい機能と付属品
PCM-A10には音楽の録音でのありがちな、録音した音が小さいor大きいといった問題を、手軽に解決できる録音レベルを自動調整してくれる「リハーサル機能」を搭載。
事前に最大音量になる箇所を含めて1分程度演奏すると、録音レベルを自動で調整してくれます。
また、録音レベルや可動式マイクの使い方、録音の際のコツなどが掲載された「レコーディングテクニックガイド」が付属します。機能の説明ではなく「失敗しない録音の方法」が記載されているのは初の試みかと。
さらに、本体には風の音によるノイズを低減する「ウインドスクリーン」や持ち歩く際の傷や誤作動から守ってくれる「キャリングケース」も付属。別途購入する必要がないのも初心者には嬉しい限り。
音楽CDから「PCM-A10」へ曲を送ったり、録音した音声パソコンに取り込んで編集・管理したりできる「Sound Organizer 2」(サウンドオーガナイザー)もソフトのダウンロードが可能です。
会議の議事録作成、語学学習、音声ファイルのメール送信など、パソコンでより便利に使えます。
※「Sound Organizer 2」(サウンドオーガナイザー)はMacやLinuxでは動作しません。
リニアPCMレコーダー PCM-A10、機能も新しく追加になり魅力的ですが、
本体価格が約3万円から19,880 円+税(ソニーストア販売価格)と、
かなり手頃な価格になったのも大きなメリットです。
価格が下がっても録音機能や品質は下がっていないというのがソニーの発表ですが
このあたり差があるのかちょっと気にはなるところ。
とはいえ、ハイレゾ録音の間口が大きく広がったと思います。
リニアPCMレコーダー PCM-A10は2018年10月6日発売予定。
ソニーストアで予約販売が開始しました。