VAIO株式会社製のVAIOが本格的に動き出しました! 試作品(Prototype)での発表も異例ですが
新しいVAIOはクリエーターが満足できるような「デスクトップ並の性能を持ったタブレットPC」とのこと。
コンセプトは「デスクトップPC並の性能をタブレットPCで」
今回、米Adobe Systemsがロサンゼルスで開催しているクリエイター向けのイベント「Adobe MAX 2014」にて
VAIO株式会社製の新型VAIOが発表になりました。
以前より、会場にて新型VAIOの発表が行われると言われていましたが、
現在発売している、VAIO Pro 11/13やVAIO Fit 15E等のノートPC型ではなく
「タブレットPC」タイプとなるものでした。
開発段階にあるため、「VAIO ○○」の○○に当たる部分は発表されず
「VAIO Prototype Tablet PC」という名称にて発表されました。
多くの情報はまだ公開されていませんが(後述の理由による)一応、大まかな性能については発表になっていました。
VAIO Prototype Tablet PCの性能
VAIO Prototype Tablet PC | |
プロセッサー | インテル® Core™ プロセッサー H プロセッサーライン (Quad-Core プロセッサー) |
グラフィック | インテル® Iris™ Pro |
ディスプレイ |
画面サイズ 12.3型(3:2) / 解像度 Over Full HD 2560 × 1704(250 DPI) 色域 Adobe RGBカバー率 95%以上 |
入出力 |
SuperSpeed USB (USB 3.0) port x 2 HDMI出力 x 1 Mini Display Port x 1 ヘッドホン出力 ステレオ、ミニ端子 ネットワーク(LAN)1000BASE-T SDXCカードスロット(UHS-II)x 1 |
形状は過去に発売された「VAIO Tap 11」のコンセプトに近い感じですが、
VAIO Tap 11はモバイル性を重視しており、プロセッサーやメモリなどは抑え気味で
「Adobe Photoshop」や「Adobe Illustrator」などの
高性能な本体性能を必要とするアプリを動かすようなVAIOではありませんでした。
「VAIO Prototype Tablet PC」はビジュアル・サウンド・ムービ、いわゆるクリエーターと呼ばれるひとたちが
机の前に縛られずに自由にアイデアを創作できるようにとタブレットPCサイズに
「デスクトップPC並のハイスペック」を詰め込んだ性能をコンセプトとしています。
これは、「VAIO Zシリーズ」と同じようなコンセプト!
新生VAIOの第1段はやっぱり「Zシリーズ」となるのでしょうか!?
本体サイズや重量などはまだ発表されておらず、その理由はプロトタイプ(試作品)だから。
試作品段階で公開することやここまでしっかり作り込むのは珍しいことなんだそうですが
今回試作品段階で公開したことには、きちんと意味があるそうで
『プロに応える。その先に、普遍が生まれる。』
別注や特注とまではいかないものの、かなり洗練されたPCになりそうというのは
この言葉からもヒシヒシと伝わってきますね。
発売日・価格など、詳しい情報はまったく発表されていませんが
「やっぱりVAIOはこうでなくちゃ!」というモデルが発表されたのは嬉しい限り。
国内でも、どこかで手に取って見れる場はないものかな~