2 in 1、新次元。オールラウンダーPC「VAIO A12」
⇒ 「VAIO A12」, 「VAIO A12 | ALL BLACK EDITION」 |ソニーストア
VAIO株式会社より新製品「VAIO A12」が発売です。「タブレット部の本体」に「専用キーボードユニット」や「拡張クレードル」を装着することで、様々な状況で使用できる”2 in 1”タイプのPCとなっています。
VAIO A12の本体はタブレット(ディスプレイ)部分
VAIO A12 タブレット+拡張クレードル
ソニーストア販売価格:121,800 円+税 〜
VAIO A12 タブレット+キーボードユニット
ソニーストア販売価格:132,800 円+税 〜
VAIO A12タブレット+キーボードユニット+拡張クレードル+デジタイザースタイラス(ペン)
ソニーストア販売価格:158,300 円+税 〜
2in1 PCの新しい使い方
「VAIO A12」タブレットタイプのPCとなっており、
タッチ操作や専用スタイラスを使用することで直感的な操作が可能となっています。
「タブレット部(デイスプレイ部分)」と「キーボードユニット」を合体させた状態では一般的なノートPCとして(ノートPCモード)、分離させた状態では「タブレット部(デイスプレイ部分)」をタブレットPCとして利用できます(タブレットモード)。
そのほか、「タブレット部(ディスプレイ部分)」を逆向きにして「キーボードユニット」を装着した「ビューモード」やその状態で閉じた「ビュークローズモード」も可能です。
バッテリーを内蔵したワイヤレスキーボードユニットなら、「タブレット部(ディスプレイ部分)」と分離した状態でも入力が可能です。
なお、購入の際には「タブレット部(ディスプレイ部分)」だけの購入はできず、かならず「拡張クレードル」または「キーボードユニット」がセットになったモデルでの購入になります。
キーボードユニット
VAIO A12の「キモ」となる部分がこの「キーボードユニット」
タブレット部(ディスプレイ部分)と装着することで、一般的なノートPCの形状でも使用できます。
これまでの、重心の高いディスプレイ部分が取外し可能な 2 in 1ノートPCは、後ろへ倒れないようディスプレイの開き角度を制限したり、転倒を防ぐために重りを載せたりと、ノートPCとして使い勝手が良いものばかりではありませんでした。
VAIO A12は新機構「スタビライザーフラップ」を採用した「キーボードユニット」により
「安定性」とキーボード部を合体させた状態でも、約1kgという「軽量化」の両立に成功しています。
ディスプレイ部分を閉じた状態では「スタビライザーフラップ」はヒンジ部分に被さった状態ですが、ディスプレイを開くとキーボードが持ち上がり、タイピングしやすい角度が付くようになっています。
VAIO A12タブレット部には外部入力端子はUSB TypeCだけですが、
キーボード部には
- HDMI端子
- VGA端子(アナログRGB出力端子)
- 有線LAN端子
- USB端子×3(USB 3.0×1、USB 2.0×2)
- SDメモリーカードスロット
と、ノートPCとして必要な入力端子全てが搭載されています。
なお、HDMI/VGA端子(アナログRGB出力端子)とUSB Type-C端子(DisplayPort)は同時出力が可能なため、内蔵ディスプレイを含めると、3画面の同時出力が可能です。
2ndバッテリー&ワイヤレス機能 | 文字配列 | パーツの価格 |
---|---|---|
2ndバッテリーあり/ ワイヤレス機能あり |
英字配列 | + 43,000 円+税 |
日本語配列 | + 38,000 円+税 | |
2ndバッテリーなし/ ワイヤレス機能なし |
英字配列 | + 35,000 円+税 |
日本語配列 | + 30,000 円+税 |
VAIO A12のパーツを選ぶ際には、本体(ディスプレイ部分)から外し、好きな配置で使用できるキーボード「2ndバッテリーあり/ワイヤレス機能あり」と本体と接続した状態で使用する「2ndバッテリーなし/ワイヤレス機能なし」の2種類から選べます。
キーボードはアクセサリーとして単体でも購入が可能なので、『自宅とオフィスにキーボードを置いておき本体(ディスプレイ部分)だけを持ち歩く』という使い方も可能です。
ただし、本体購入時に「2ndバッテリーあり/ワイヤレス機能あり」を選択しなかった場合、あとからアクセサリーとして「2ndバッテリーあり/ワイヤレス機能あり」を購入しても使用できないという点に注意!
あり/なしの値差は 8,000円(+税)「もしかしたら使うかな~」という場合は、「2ndバッテリーあり/ワイヤレス機能あり」を選択しておくほうが良さそうです。
◆VAIO A12アクセサリー:キーボード
VAIO A12/Pro PA専用キーボードユニット(VJ8WKB2)
ソニーストア販売価格:41,800 円+税
VAIO A12/Pro PA専用キーボードユニット(VJ8KB2)
ソニーストア販売価格:34,800 円+税
拡張クレードル
キーボードとは別に購入時に選択できるのが「拡張クレードル」
「VAIO A12を持ち歩かない」「デスクトップのように使用したい」という方にはこちらがオススメ。
パーツ名 | パーツの価格 |
---|---|
拡張クレードル | 19,000 円+税 |
”拡張”と名前がつくようにVAIO A12に接続することで、様々な外部入力端子を使用できるようになります。
◆ 外部入力端子
USB端子×3(USB 3.0×1、USB2.0×2)、HDMI端子、VGA端子(アナログRGB出力端子)、有線LAN端子、SDメモリーカードスロット
HDMI端子やVGA端子を備えているので、こちらもキーボードのように本体1+外部2の3画面の出力が可能だと思われます。
また、タブレットを拡張クレードルに差し入れたタイミングで所定の動作をさせる機能も搭載しており、あらかじめ指定していたアプリの起動などを自動化できます。
拡張クレードルも単体でVAIO A12のアクセサリーとして販売しているので、後からの購入も可能です。
VAIO A12/Pro PA専用拡張クレードル(VJ8PRA1)
ソニーストア販売価格:23,800 円+税
同時発売のアクセサリーで更に便利に使いやすく
VAIO A12に合わせて発売になるアクセサリーは「専用デジタイザースタイラス(ペン)」「専用タブレットケース」「専用PCケース」
VAIO A12/Pro PA専用デジタイザースタイラス(ペン)
VAIO A12/Pro PA専用デジタイザースタイラス(ペン)
ソニーストア販売価格:7,980 円+税 ※
※ VAIO A12/Pro PAと同時購入なら 6,500 円+税
VAIO A12/Pro PA専用デジタイザースタイラス(ペン)は名前のとおり「VAIO A12」専用のスタイラス(ペン)です。過去に発売されたスタイラス「デジタイザースタイラス(ペン)VJ8STD2AJ」はVAIO A12では使用できません。あちらはあくまで「VAIO株式会社製VAIO Z、VAIO Z Canvas」用です。
こちらのスタイラスには「ワコム社製デバイス」が採用されています。高解像度(4096階調)かつ、遅延のない自然な描き心地を実現しています。
液晶タブレットのようにイラストや製図などをメインで使用する場合は、こちらのスタイラスも一緒に購入するのをおすすめします。アクセサリーとして単体で購入するよりも本体と同時に購入したほうが約1,500円安く購入できます。
VAIO A12/Pro PA専用PCケース
ソニーストア販売価格:3,980 円+税
※VAIO Pro PAは法人モデルの場合での名称
VAIO A12を持ち歩く際にACアダプターやスタイラスなどをまとめるのに便利なPCケースです。本体(ディスプレイ部分)にキーボードを装着したままの状態で収納が可能。
本体にピッタリ合うサイズなので、キーボードユニット装着状態でも、タブレットのみで収納する際にも中で位置がずれません。
取っ手やショルダーベルトなどは付属しないようなので用途としては『バッグ イン バッグ』となります。
VAIO A12/Pro PA専用タブレットケース
ソニーストア販売価格:4,980 円+税
こちらはVAIO A12をPCとしてではなく、タブレットとして利用する場合に便利なケース。スタイラスの収納も可能です。カバーを装着した状態でもUSB Type-Cにアクセスが可能です。
画面の保護だけでなくカバーをたたむとスタンドとしても利用できます。
総評:モバイルPCとして高い完成度
「2 in 1」をウリにしているタブレットPCは色々と発売されていますが、
- 外出先で(膝の上で)キーボードが打ちにくい
- 画面の角度が一定以上に倒せない
- 入出力端子が少ない
といった欠点がこれまでに発売された商品では目に付きました。
VAIO A12は専用の「キーボード」と組わせることで、これらの欠点を解消しています。
キーボードが必要なのであれば「VAIO S11」や「VAIO S13」でも十分なのでは?
とも思いましたが
「VAIO A12」はキーボードを外せば「約607g ~ 622g」でパソコンが持ち運べます。
薄さは 約7.4mm と一般的なタブレットと同等かそれ以下で非常に薄い。
毎日持ち歩くものであれば、ここまで軽くて薄いというのはかなりの魅力です。
また、商品説明をみるまでは「サブPC」的な扱いかと思いましたが、拡張クレードルやキーボードから外部ディスプレイに接続することで「メインPC」としても利用が可能なのも○。
ワイヤレスキーボードを選択して、液晶ペンタブレットのような使い方もできるので、そういう用途として使えるPCが欲しい人にもオススメです。
ただ、Yプロセッサー(極低消費電力CPU)を使用している点は気にはなります。
Yプロセッサーは「Surface Go」などにも搭載されているモバイル向けのPCUなので、動画の視聴、パワポ、イラスト、写真加工といった重めの仕事をさせた時に”もたつき”が発生しないかどうかは実機で確認しておきたいと思います。